コミュニケーションを深め、人間関係を円滑にしていく上で、パーティーの効用は計りしれませんが、お酒を上手に飲むことで、その効果も倍増します。それには、まず適量です。これを超えては、コミュニケーションもままならないばかりか、ひんしゅくをかいます。個人差はありますが、体重1・当たり、1時間に純アルコールで0.1gが目安です。これを計算しながら飲めばベストです。次に、何か食べてから飲みましょう。空腹のままだと、お酒は胃からすぐ腸に回ってしまい、酔いが急に回ります。出された料理をほどよく食べながら飲むのがポイントです。マナーとしては、人にお酒の無理強いはしないこと。それぞれのぺ-スや適量というものがあるわけですから、それを認め合うのが礼儀です。飲んだあとは果物を食ベ、アルコールの代謝を促します。そして十分な睡眠時間がとれる範囲内で切り上げます。どれも簡単なことだと思いますが、いかがでしょうか。

回答者:鵜沼直雄さん
1932年、東京都出身 医学博士
三井記念病院副院長
日本消化器学会・日本アルコール学会・日本肝臓学会所属