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日本酒スタイリスト 手島 麻記子
Osakeでイタリアン vol.14

日本酒と味わうイタリア料理 Vol.14 山廃純米酒と羊乳チーズのブルーベリージャム添え

コーディネート写真収穫の秋がやってきました。

日本酒もまた、そのおいしさを一層と増すこの季節。食後の締めくくりを、日本酒とチーズで楽しんでみませんか。

山廃純米酒と羊乳チーズのブルーベリージャム添え


ひんやりとした外気が心地よい季節には、少ししっかりとした味わいの日本酒が飲みたくなります。自然界の乳酸菌を取り込んで、時間をかけて醸す山廃純米酒は、複雑で深い旨味のある、ボリューム感のあるお酒なので、チーズともよく合います。

写真の羊乳チーズ(仏産オッソイラティ)に、ブルーベリージャムをかけて食べるというのは、フランス南西部バスク地方の食べ方ですが、洋食、和食を問わず、食後の締めくくりには、デザート感覚で頂ける、おすすめメニューです。

イタリアの羊乳チーズといえば、「ペコリーノ」ですが、地域や熟成度合いによっても味はさまざまです。「ペコリーノ・トスカーノ」の3、4ヶ月ほど熟成したものには、奥行きのあるチーズらしい甘い旨みによるコクがあります。

このコクが、複雑な酸味と旨味をもった山廃純米酒の芳醇な味わいとよく合い、ブルーベリーの甘酸っぱさが、羊乳チーズの濃厚さを、しつこくないやさしい味わいに包み、いくらでもお酒が進みます。

コーディネート:
グラスに落葉を貼って、フローティングキャンドル用の器へ。
身近なものを使って、食卓にちょっとした季節感を取り入れるだけで、とても豊かな気持ちになります。

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