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本格焼酎と泡盛
続 知ってる?本格焼酎のコト
   
第30回:焼酎飲食店(2)

中州で最初の焼酎専門Bar


焼酎王国九州の酒都とも言うべき博多の中州。先週に引き続き博多の本格焼酎呑み所を紹介します。

店内至るところでマリリンモンローと焼酎の不思議なマッチング
そのお店は中州の料飲店街の中ほどにある和洋酒邑「まりりんBAR」です。焼酎ブームを受けて、今では中州だけでも本格焼酎バーと呼べる店が100店以上あると言われていますが、その第一号がこのお店なのです。

店主の福田啓次さんは、中州で料飲店を経営して30年以上という大ベテランで、焼酎バーをはじめたのが1991年と言いますから、今から13年も前になります。

店の作りは一見普通のカウンターバーですが、実は奧に小上がりの座敷があるという不思議な構造をしています。飲まれているお酒も大多数が本格焼酎で、銘柄数は100以上とのこと。中には蔵元に出かけて蒸留したてのものを瓶詰めして持ち帰った壱岐焼酎や市販していない長期熟成焼酎をカメに詰めてきたりと、コアな客層も満足する逸品が揃っています。

深夜に突然訪れたのですが、カウンターの飲兵衛さんは熱い焼酎談義を繰り広げていました。他に「九州焼酎探検隊」という謎のディープな集団もここで月例会を開いているようで、博多の焼酎シーンを知るには外せないお店です。

酒文化研究所 狩野卓也(日刊ゲンダイ 10/28掲載)


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