日本酒スタイリスト 島田 律子
風呂敷 de 日本酒ラッピング　「一本巻き」

毎日寒い日が続いていますね。
しかし日本酒は、寒くなれば寒くなるほど美味しいもの。そう、２月は一年で一番日本酒が美味しい月と言えるでしょう。
寒い日は熱燗で・・・。もちろんそれは体が温まって美味しい飲み方ですが！
雪が降ることも多いこの時期。折角ですから、平安の頃は紫式部も行っていたとされる、この時期ならではの「雪見酒」を楽しんでみてはいかがですか？
雪景色を眺めながら、降り積もった雪をグラスにギュッと詰め、その上からお酒を注いで「雪割り酒」でいただく日本酒。そんな飲み方も、なかなか乙なものですよね。

今月ご紹介する「一本巻き」は、粋な表現ができる包み方です。日本酒が美味しいこの時期は、是非一升瓶を手土産にしたいもの。
一升瓶なら、この包み方が一番格好いいでしょう。

1. 

   広げた風呂敷の対角線上、２：３ぐらいのところに瓶を置く。

2. 

   瓶を転がすように巻きつける。

3. 

   残った両隅を持ちあげる。

1. 

   持ち上げた隅を交差させる。

2. 

   瓶を立てて、真結びにして出来上がり。

3. 

   瓶の上部から交差部分の間の風呂敷が取っ手になる。