日本酒スタイリスト 島田 律子
風呂敷 de 日本酒ラッピング　「平包み」

5月5日は子供の日！男の子の成長や出世を願ってお祝いをする端午(たんご)の節句です。
この時期になると、街のあちらこちらで「鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいるのを見かけますね。また、男の子のいるご家庭では、身を守る「鎧」や「兜」を飾って、お祝いをされることでしょう。
ところでこの節句は、「菖蒲の節句」とも言われています。菖蒲には強いにおいがあり、邪気を祓う意味が込められていて、菖蒲や蓬（よもぎ）を軒につるし、菖蒲湯に入って無病息災を願います。
そして、端午の節句に飲むお酒は、菖蒲の茎を日本酒に浸した「菖蒲酒」です！強い香りは、いかにも邪気を祓ってくれそうですね。

今月の「平包み」は、目上の方への贈り物にも使える、格式の高い包み方です。結び目がないので、スムースに取り出せることも利点です。持ち歩く時は、左手で上から持ち、右手を添えましょう。

1. 

   あらかじめ風呂敷のどの絵柄が表に出てくるか考えながら箱を置き、手前の隅を箱にかぶせる。

2. 

   左側の隅を箱にかぶせる。

3. 

   右側の隅も箱にかぶせる。
   （この時、かぶせた隅が箱からはみ出したら、内側に折り込めばよい）

1. 

   奥の隅をかぶせ、下に折り込んで出来上がり。