日本酒スタイリスト
手島 麻記子makiko tejima

平成14年に「日本酒スタイリスト」に認証された手島さんは、テーブルコーディネータのプロを養成するかたわら、新しい食空間の演出を提案され、また、スローフードにも造詣が深い国際派の女性です。
日本の食文化に注目され、その重要な要素として日本酒は欠かせない存在であるようです。 伝統的な日本の食文化である日本酒を、オシャレに演出する食卓をスタイリングして、今の若い女性にも気軽に楽しめるよう研究されています。

手島 麻記子イメージ 手島 麻記子makiko tejima
パリでテーブルコーディネートを学ぶため渡仏後、1992年に原宿で、新しい食空間の演出を提案する、㈱彩食絢美を設立。
プロの養成スクールを主宰しながら、食と女性マーケティングの分野において、大手企業の商品開発におけるコンセプターとしても活躍。
また、2001年にはスローフード発祥の地、北イタリアのブラで開催されたイタリアスローフード協会主催のチーズフェスティバルにて、日本酒をはじめて紹介。
翌'02年、トリノで開催されたサローネ・デル・グストでの日本酒ブースコーディネート等の実績を踏まえ、2010年、<日本酒と楽しむイタリアンの会>を発足。
イタリアンレストランとのコラボを通じ、日本酒の新しい楽しみ方を提案している。 主な著書に、『Osakeでスイーツ』(ギャップ・ジャパン)『12のパリの物語』など。
ホームページ「彩食絢美」http://www.saishokukenbi.com/

日本酒の魅力

各地の郷土の味として楽しめる日本酒は、その多様性が何よりもの魅力です。 各地域それぞれの風土に根ざした味わいは、私たち日本人が本来持っている、それぞれの心象風景と重なる気がします。初めて飲んだお酒に懐かしさを感じたり、飲み慣れたはずのお酒の味が今年は違って感じられたり、日本酒はいつも“生きて”います。旅にでて出会い、出会うために旅に出る、そんな楽しみ方ができる日本の食文化を代表する一つだと思います。

日本酒との出会い

学生時代、冬の能登半島を旅行した時のことです。あまりの寒さに耐えられず、たまたま入った食堂で、ストーブの上に乗ったやかんで“燗をした日本酒”というものをはじめて飲みました。ひとくち飲んだ時の、凍えた体にしみわたるような熱さが、次第に体全体にひろがる暖かさに変わっていく、何とも言えない幸福感を味わったことが、私にとって日本酒との本当の意味での出会いでした。

「日本酒スタイリスト」としての抱負

家族の食卓から恋人の食卓まで、数えきれないほどたくさんある日々の食卓シーンのなかで、それぞれのシーンに似合うように、「日本酒のある食卓」を、オシャレにスタイリングしていきたいと思っています。と同時に、若い女性たちが「日本酒をのんでみたくなるテーブルコーディネイト」を、積極的に発信していきたいです。
さらに、日本を代表するスローフードとして日本酒の魅力を、その背景にある食文化とともに新しいかたちで海外 にPRしていくことができたらと思っています。